今回の処分を読む

一晩寝て、少し落ち着きましたので、今回の処分についての分析を。まず、経緯についてJリーグは以下のように説明しています。

2005Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ Aグループ第5節 大宮アルディージャvs浦和レッズ の試合終了後、桜井 直人選手(大宮アルディージャ)が主審に対して侮辱的な発言をした、との報告を受けたため、規律委員会で同選手への事情聴取を行い、(財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議・検討した結果、下記のとおり処分することを決定いたしました。

つまり、「試合終了後に桜井が侮辱的なことを言った」と家本がJリーグに対して報告をしたわけですね。これは、家本の主観で「侮辱的」と判断しているだけで、侮辱的な発言をしたという事実の認定はここではないわけです。そこで、規律委員会で桜井選手本人に事情聴取をした結果、以下の処分が決まったわけです。

【処分理由】
2005年6月4日(土)2005Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ Aグループ第5節(大宮アルディージャ vs 浦和レッズ)の試合において桜井 直人選手は試合終了後に、主審、副審の判定に対して執拗な抗議をした。
(財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議・検討した結果、同基準「主審、副審の判定に対する執拗な抗議」に相当すると判定、1試合の出場停止処分とする。

ここでは、処分理由について「主審・副審に対して執拗な抗議をした」とあるだけで、桜井選手が侮辱的な発言をしたとは認めていないわけです。そもそも、審判への侮辱的な行為の場合は2試合の出場停止になるはずであることからも、規律委員会が侮辱的な発言については認めていない事は明らかです。
朴訥として、まじめで、職人気質で、勝利に貪欲で、なによりもチームのために一生懸命な桜井選手のこと。あんなひどいジャッジング(特にトニへの2枚目)をした審判に対し、何も言わずにいられなかったのでしょう。今回の処分は、無念の一言に尽きます。
というわけで、桜井様応援宣言!!
どこまでも桜井選手を信じ、応援していきます!バモス!直人!!
同時に、Jリーグ及び審判部に対して、家本の判定に対する妥当性の検証と、同審判に対する再教育とそれが終了するまでの主審としての出場の停止を強く求めます。